基本的なパソコン操作や用語はわかるけど、プログラミングの知識はない。
でも、APIプログラムを動かしてみたい。
そんな方に向けて、APIプログラムを動かす手順をまとめました。
この手順に沿って進めれば、インストールから初めてのプログラム実行まで行えます。
ステップ 1: Python(パイソン)のインストール
- Pythonの公式サイト(python.org)にアクセスします。
- 最新のPythonをダウンロードし、指示に従ってインストールします。
- インストールが完了したら、コマンドプロンプト(Windows)またはターミナル(Mac/Linux)を開いて、
python --version
と入力し、Pythonが正しくインストールされていることを確認します。(コマンドプロンプトの開き方は一番最後に記載しています)
ステップ 2: 必要なライブラリのインストール
- コマンドプロンプトまたはターミナルで、
pip install requests
と入力し、requests
ライブラリをインストールします。このライブラリは、HTTPリクエストを簡単に行うために使用されます。
ステップ 3: APIプログラムの作成
- 任意のテキストエディタ(例: メモ帳、Notepad++、VS Codeなど)を開きます。
- 次のようなコードを入力します。この例では、無料の公開APIを使用しています。
import requests
url = “https://api.publicapis.org/entries”
response = requests.get(url)
data = response.json()
print(data) - ファイルを「何かの名前.py」として保存します(例:
test_api.py
)。
ファイル名は任意ですが、.py
で終わる必要があります。
ステップ 4: プログラムの実行
- コマンドプロンプトまたはターミナルを開きます。
- プログラムを保存したディレクトリに移動します。
例:cd パス/プログラムのあるディレクトリ
(パスは自分がファイルを保存した場所に置き換えてください)。 python 何かの名前.py
(例:python test_api.py
)と入力し、プログラムを実行します。
補足:コマンドプロンプトを開く方法
コマンドプロンプトを開く方法は、使用しているWindowsのバージョンによって少し異なりますが、基本的な手順は以下の通りです:
Windows 10 または Windows 11 の場合
- タスクバーの検索ボックスを使用する:
- タスクバーにある検索ボックスに「cmd」と入力します。
- 検索結果に表示される「コマンド プロンプト」をクリックします。
- スタートメニューから開く:
- スタートボタンをクリックします。
- 「Windowsシステムツール」を探し、「コマンド プロンプト」を選択します。
- 実行ダイアログを使用する:
Windowsキー
+R
を同時に押します。- 表示された「実行」ダイアログに「cmd」と入力し、
Enter
キーを押します。
- パワーシェルを使用する:
- タスクバーの検索ボックスに「PowerShell」と入力します。
- PowerShellを開いたら、
cmd
と入力してEnter
キーを押します。
Windows 8 または Windows 8.1 の場合
- スタート画面から開く:
- スタート画面を開き、「cmd」と入力します。
- 検索結果に表示される「コマンド プロンプト」をクリックします。
- 実行ダイアログを使用する:
Windowsキー
+R
を同時に押します。- 表示された「実行」ダイアログに「cmd」と入力し、
Enter
キーを押します。
Windows 7 の場合
- スタートメニューから開く:
- スタートボタンをクリックし、「プログラムとファイルの検索」ボックスに「cmd」と入力します。
- 検索結果に表示される「cmd.exe」をクリックします。
- 実行ダイアログを使用する:
Windowsキー
+R
を同時に押します。- 表示された「実行」ダイアログに「cmd」と入力し、
Enter
キーを押します。
これらの方法でコマンドプロンプトを開くことができます。開かれたコマンドプロンプトは、テキストベースのインターフェースで、ここにコマンドを入力して実行します。
実行すると、APIからデータが取得され、ターミナルに出力されます。これがAPIプログラムの基本的な流れです。最初は複雑に感じるかもしれませんが、一度手順を踏むと、次第に慣れていきます。
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